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  • Dai Shiroma

運動が大事


沖縄生まれで沖縄育ちです。体調に異変を感じ始めたのは、大学に入ってからです。沖縄から東京の大学に入学が決まり上京する事になった時に、学業に対して意欲的になりすぎてしまって「みんながみんな、上京できる訳じゃない」「せっかく沖縄から東京の大学に行くんだから」「サークルに入らず、何か資格を取らなきゃいけない」という気持ちが生まれ、沖縄から東京の大学に入学させてもらう感謝の気持ちと同時に、自分へのプレッシャーも強くなっていきました。


さらに自分を追い込み続けているうちに、大教室に入りづらくなったり、大学に行く時に不安感が強くなる症状が出てきました。家から大学の教室まで行って、すぐ帰ってしまう事もありました。それでも大学の全てが苦手だった訳ではなく、グループワークや少人数の授業は好きだったので、自分の体調に原因があると知るまでに2年間程かかりました。病院に行ったところ、不安神経障害と診断されました。大学生活で体調に異変を感じ始めてからしばらくしても、「自分が弱いだけ、もっと頑張ろう」と思う一方で、出席数が足りず単位を落としてしまう事も増え始めました。大学生活はみんな同時にスタートしてるはずなのに、自分だけ遅れてる事がすごく苦しかったです。それがさらに人に相談しづらくさせていました。


不安神経障害の症状が強くなってから、ニュースや生活でショッキングなシーンを見ると、自分事じゃなくてもショックを受けやすくなったし、引きずりやすくなりました。将来に対しての漠然とした不安や、大学の人達に何かあったんじゃないかと思う回数も増えました。不安の方に神経が向かっていくうちに体も頭も疲れやすくなり、ベッドから起き上がるのに何時間もかかる日が続いて、「このまま植物人間になってしまうのかな」と思った時期もあったりました。体が動かないと外出する気分にもならないし、そうすると余計に考えん込んだり、「なんでこうなったんだろう」「あそこであの選択をできなかったのかな」と過去を振り返ってしまいます。そこで、友達と会う約束をしたり楽しみや予定を立てると、未来志向のメンタルに切り替えやすいし、過去を振り返る時間も自然と減る事に気づきました!人間は暇があると過去を振り返りやすくなるし、楽しみを作る事が大事だと思います。今でも、1日の中で起き上がれない日もあります。矛盾してるように聞こえると思いますが、今までで1番効果を感じたのは運動です。家の中で少し心拍を上げる様な運動を30秒だけでもすると、気持ちが晴れやかになります。そこまで持って行く事が難しいのは理解してます。出かけるまでが大変という事も理解してます。自分一人で勝負せずに、家族友達と出かけたりするといいと思います。「運動脳」と「最強脳」という本にもかなり救われました。ぜひ読んでみてほしいです!




著者 城間大

編集 岡田笑瑠

グラフィック 大野蓮


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