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  • XIXI

「弱さ」について



自己啓発系アドバイスみたいなものだと思ってもらいたくないので、最初に注意書きを入れさせてください。


本記事は、私自身の体験から私が感じたことをシェアするだけの内容となっています。また、文章を書くこと自体慣れていない手前、読んでいてぎこちなく感じさせてしまう部分もあるかもしれません。しかし、私と同じような状況にいる人の気晴らしに少しでもなれたらいいなと思い、書かせていただいています。どうか御留意の上、読み進めてもらえると嬉しいです。



「自分の弱さを認めるのが怖い」

そういう人は意外と少なくないんじゃないかと思う。私はすごく怖かった。

だから傷ついたり、悲しいことがあって落ち込んだりするたびに


「私はこんな小さなことは気にしない楽観的な人間だ。」


と自分に思い込ませることで、無意識に自分の弱さから目を背けていた。


でもやっぱりその強がりはハリボテでしかなくて、心の中はずっと傷ついたままだった。



高校2年生の時、人間関係のねじれや多忙な日々からくる様々なストレスや不安が重なり、ひどく落ち込んだ時期があった。そんな中で、授業中に前触れもなく勝手に涙が溢れたのを引き金に、自分の意思とは関係なく涙が出ては、抑えられない状態に陥ってしまったことがあった。突然の体の異変にどうすればいいか分からなかった私は、何がどうなっているのか分からないまま、対処法を得ようとインターネットで検索をかけた。すると、自分が経験した状態はうつ病の初期症状と同じだったことが分かった。


精神病の類のものは自分とは無関係だと思っていた私は、その言葉を見た瞬間とてもショックだったことを覚えている。しかし、この出来事は「自分は本当は傷つきやすい弱い人間なんだ」という事実を受け入れるきっかけになった。


「誰かに必要とされたい」

「できる人だと思われたい」

強がっちゃう理由は人によっていろいろあると思う。


だけど私はこの出来事をきっかけに「傷つきやすくても、弱くてもいいよ」って、自分に対して思ってあげれるようになった。だからこそ、大切な人の前でも以前よりも自然体でいれるようになったし、自分の本当の気持ちを大切にするようもになった。

そしてその過程を通して、結果的には前の自分よりちょっと強くなれたと思う。



最近日本でも、自己愛(self love)の重要性がだんだん浸透してきているように感じるけど「弱い自分」とちゃんと向き合って、自分くらいは全部愛してあげられるようになれたらいいな、と個人的に思います。



最後に私の大好きな、ワンピースのセリフを一つ紹介します。


人間を下等な生き物だという魚人アーロンに「海に沈んでも一人じゃ上がってこれねェ様なてめェに何ができる?」と挑発されたルフィは「何も出来ないから助けてもらうんだ」と返し、さらにアーロンと口論を繰り広げる。


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ルフィ 「俺は剣術も使えねェんだコノヤロー

     航海術も持ってねェし!

     料理もつくれねェし!

     ウソもつけねェ!

     おれは助けてもらわねェと

     生きていけねェ自信がある!」

アーロン「そんなプライドもクソもねェ

     てめェが一船の船長の器か?

     てめェに一体何ができる?」

ルフィ 「お前に勝てる」

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自身の弱さを認めるも卑下することなく、自分を信じ、仲間を頼るルフィ。

自分を過大評価せず、ありのままの自分を認め、仲間を探す重要性が感じられる名場面だ。


「本当の強さとは、弱さを受け入れることによって手に入れられる」っていうよく聞く言葉はこういうことを言ってるのかな、と思わせられた私のお気に入りのシーンです。



引用:

  • http://ワンピース名言.com/archives/1065

  • https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/ikkoku1jo/entry-12247258116.html



About XIXI

17歳の日中ハーフのアーティスト、XIXIと申します:) 私は、日本の同調圧力や個性をよくないとする風潮に、ずっと疑問を感じ続けていました。この作品は、私です。でも同時に皆さんでもあるのかもしれません。



編集 Emiru Okada

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