ベットから起き上がるとそこには海が広がる
そして今日はどう泳ごうかを考える
いつもだったら感情の波に流されていたのかもしれない
でも今は波の乗り方を覚え
感情に溺れることもなく
コントロールしながら
波に乗って
波と一緒に前へ進めるようになった
とても気持ちが良い
朝目を覚ますと、汗だくで息が思うようにできない。
全身が固まって、起き上がるまでに時間が必要でした。
悪夢を見た翌日は必ず気分が沈み、現実世界に存在していないような感覚でした。
初めてプールに入った時、溺れそうで水に入るのが怖かったのを覚えています。
でも泳ぎ方を徐々に学んでいくうちに怖くなくなり、泳ぐのが楽しくなりました。
方法を知れば知るほど、怖くなくなるのです。
感情も同じです。
「いつ」「どんな状況で」「どうして」そのように感じるのか、それを理解して向き合う方法を見つけるうちに、波のように襲ってくる感情に不安を感じなくなりました。
目に見えないものは怖いです。問題かどうかもすぐに分からないし、どう対処すればいいか分からないから。しかし、泳ぎ方を学んだ身体の感覚と同じように、脳も目に見えない感情や不安をコントロールすることを学ぶことができるのです。
怖くてもいいのです。ゆっくりでいいので感情と向き合い管理する方法を探してみましょう。もし今この記事を読んでいるあなたが、もしくはあなたの友達が、目には見えない心の問題に悩んでいる、もしくは将来そんな状況に出くわしたとしたら、次のように向き合ってみてください。まず自分の中で何かが起こっているということを受け入れ、次に心理士やカウンセラーなどのプロフェッショナルに助けを求め、一緒に解決する方法を見つけていきましょう。
もしかしたら、助けを求めるのを躊躇している方がいらっしゃるかもしれません。
覚えておいてください。助けを求めることは弱さではなく、強さのしるしです。
助けを借りながら最終的に問題を解決するのは、あなた自身です。心の問題を抱えているからといって恥じずに、自分の心と向き合う自分に誇りを持ちましょう。
ある心理士の方がおっしゃられていました。
「私は患者さんに楽器を与えているだけで、患者ら自身がその楽器を使ってメロディーを奏でるようになる。」
心理士が、心の問題との向き合い方のヒントを教えてくれるはずです。やがて悲しみ、喜び、恐怖、怒り、驚き、嫌悪などのさまざまな感情を、あなたの人生の音色にのせることができるでしょう。感情を自分の中でどのように包み込んであげれば快適に過ごせるのかを理解して、心を解放させてあげましょう。
ヒーリングのプロセスは長い道のりかもしれません。
階段を登るように、ある日いきなり一段上がって気分がよくなるというよりは、坂をゆっくりと登って、次第に治っていくものです。焦らずに、時には水分補給をして登って行きましょう。
人生の恋人は「自分」です。
生まれてから死ぬまで、人生で一番長い付き合いを持つのは自身なのですから。もしあなたが自身の心身とうまく付き合えたら、それは最高の関係性だと思います。
編集 Emiru Okada
グラフィック Ren Ono