自分の存在を特権だと思ったことはない。 私の存在、私の人生、私の形。それは当然、生まれつきのものだ。
本当は、人間としての存在は特権だ。当然でもない、人権でもない。
私の有能の体、友人と食事に行くために使う体、私の体重を支える体は、究極の特権だ。愛する人に触れる、見る、聞く、ことができる。 彼らの肌が私の肌に触れる感触は、どのようなものか熟考したことは一度もない。
女性らしいシスジェンダーな私の見せ方は、多くの人が持ってない利点だ。自分の見せ方を恐れる必要はない。私の外見。
私の生い立ちも、裕福な家庭で育った私の形も同じだ。 毎日、洗いたての制服を着て学校に立ち、周りには私に似た人たちがいる。 放課後に買い物できる、帰るところがある、満腹で眠れる。 私は不向きだとか変わり者だとか言われない。 私はただ、生きてるすべての瞬間に属することができる。
私は大胆さを自負してるが、人ごみの中で立っても目立たない。
人ごみの中で目立たないことは、特権だ。
著者 Koko
翻訳 Savannah Sutton
編集 岡田笑瑠
グラフィック 窪田麻耶