• Mia Glass

自殺者数がコロナ死者数を上回る国で何をするべきか

閲覧注意:この記事は自殺について取り上げています。



私の友達はみんな、私が日本のリアリティ番組の「テラスハウス」をどれだけ大好きかを知っています。大学生活でのストレスでメンタルヘルスが不調な時は、この番組にひたすら没頭するための時間を作って、カップラーメンを食べながら自分の部屋にこもることもありました。(これをしているとルームメイトに時々心配されることもあります。)


それは突然の出来事でした。今でも起き抜けにそのニュースを見たのを覚えています。テラスハウスの木村花さんが自殺をした。それから1週間はずっと泣いていました。涙がスクリーンにこぼれ落ちつづける中、ニュースや共演者のインスタグラムの投稿を見て、花さんは本当に逝ってしまったんだ、という実感が強まっていきました。


芸能人の死にこれほどまで影響を受けたことは、今までありませんでした。今でも彼女の逝去に動揺していて、テラスハウスもそれからは見ていません。でもその理由は私がその番組が好きだったからではなく、いつも明るくエネルギーいっぱいの花ちゃんが、一人で己の心に潜む悪魔と闘っていたからです。それは誰のせいでもないけれど、この事件を含め、多くの人が誰も知らないところでもがいているというただただ哀しい現実です。


木村花さんは、オンラインに投稿された痛ましいコメントに苦しみ自殺しました。コロナでの自粛期間中の彼女が毎日一人で暗く侵入的な思考に浸り、アパートにいるしかない時でした。実際は彼女は決して一人ではありませんでした。日本という自殺による死がコロナ感染死よりも多い国では、多くの人が他に選択肢がないという気持ちに消耗されています。


どうしたら花ちゃんを救うことが出来たのだろう?私は何度も自分に問いました。どうしたらメンタルヘルスという、日本ではまだタブーとされる話題への意識と透明性を高めることが出来るのだろう。アジア人の母とメンタルヘルスについて話すのにも苦労している私としては、まだ明確な答えは分かりません。誰かが亡くなり手遅れになった時にのみ、ようやく問題視されるような社会問題を、私のような人が変えることが出来るのだろうか。


とても悲しいことですが、最近の芸能人の自殺は多くの日本人の心に影響を与えています。側から見ると成功していて幸せいっぱいな人にこのようなことが起きるということは、自分たちの周りの人も同じような苦しみを抱えているんではないか、ということを考え始めました。日本にいる私のおばあちゃんが電話で、三浦春馬さんの自殺について話し始めた時はびっくりしました。その話の流れで私のメンタルヘルスについての会話にもなりました。


自殺は魔法のようにすぐに解決できるような問題ではありません。まずは食事中の会話を気に留め、親が子どもの気持ちを認めていくこと、そしてメディアがメンタルヘルスについて取り上げること、または助けを求めようとするその一歩がメンタルヘルスにしばしば伴うスティグマを取り除く力になります。Blossomは私にとって会話のきっかけであり、日本そして海外でも皆さんが、自分自身や周りの人を気にかけるきっかけになることを願っています。



もしあなたやあなたの周りで苦しんでいる人がいれば、1人で悩まないで以下のホットラインに相談してください:

命の電話

国際ホットライン




翻訳 Mutsumi Ogaki

編集 Meg Nakagawa, Emiru Okada

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