• Lisa Foujita

私の躁の絵


愛しているよ

私のこの絵の描き方(曲線を一つの点から初めて、クルクルまた同じ点に戻ってくる)って躁転が由来で、自分の中のバランスを保とうとしているのか、もっと言えば世界のカラクリにタイミングを合わせるような感じで、ガチでこっくりさんみたいに手が勝手に動いていっぱいいっぱい描き出した。20歳、2度目の激躁転。


鬱も躁も一種の防御本能だと思う。鬱がないと直に辛さを感じちゃうし、躁は鬱で感じた辛さをセラピーにしている部分があると思う。

上手く言えないけど、躁で絵を描いたり、ひたすら音楽を聴いたり、話したりするのは、鬱の狂気的な言語化しにくい怖さを自分なりに消化しようと頑張っているからのような気がする。


もっと大きい意味でも躁うつの波があることによって、なんとか社会のストレスを受けて病んでるなりに、自分でバランスを保とうとしている感覚がある。

バランスがガタガタな病気なのに何言ってたんだ、って感じだけど躁うつを発症することそのものは、耐えがたいストレスが要因で気が狂ったり死なないための体の反応というか。


紫の髪の女の子

少なくとも私はそうだったな…私は最初が鬱だったけど、その後初めて躁転した時は、「あれはなんだったんだぁー!」ってショック状態を消化しようといっぱい詩を書いたし、躁うつって言葉も知らなかったけど、無意識に生きた自分を取り戻そうとして乗り越えた気がする。



昼と夜

私の絵が鮮やかだったりモチーフが可愛いのは、直接的に怖い絵を描けないから。上記でも書いたけど、トラウマだからワンクッション置いて描かないといけない。他のアウトサイダーアーティストもそうだと思う。本当に頭がおかしくなる時、それを消化するにはまず、明るい事に転換しなきゃいけない。鬱で悲しくなった分、ハッピーにならないと鬱を乗り越えられない面があると思う。

もう一つは、躁になると本当に世の中が美しく見える。だから躁うつ病は悪いことばかりじゃないんだよ、って絵は教えてくれるんです(*^^*)


About 藤田りさ

アメリカと日本のハーフでバイリンガルです。「関東ウェーブの会」という躁うつ病の当事者会のスタッフをやっています。躁転してから絵を描き始めました。躁うつのおかげでアートの良さが分かったり、苦しいこともあるけど、病気には感謝しています。



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編集 Emiru Okada