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  • 柳本優希

可愛いと話題がすり替わる?男性は家庭を顧みない?


先日タレントのりゅうちぇるさんが久しぶりにテレビ出演したことで、トレンドニュースに上がりました。


先に話しておきたいのですが、私は彼(あるいは彼女、もしくはそれ以外の呼称が正しいのかもしれませんが、ここでは一旦彼と呼ばせていただきます)の考え方が好きだし、彼が届けてくれた言葉には間違いなく愛があったし、何度も心を軽くしてもらった経験があります。私のような経験がある人は、他にもたくさんいると思います。


しかし、彼が離婚を発表したことを皮切りに、世間からの風当たりは変わってしまいました。著名な芸能人であるからには、仕方のないことなのかもしれません。


さて、ここからが本題です。


先述した通り、先日りゅうちぇるさんが離婚後初めてテレビに登場し、Twitterやネットニュース等、様々なメディアに取り上げられ話題に上がりました。


私が目にした彼に対するツイートは「父親としての役割を放棄してLGBTの代表ヅラをしていて許せない」「無責任」「やっていることが“男”」などといった、ジェンダーに関するような視点からの意見が多くありました。


てっきりそのようなトピックをニュース上で取り扱っているのかと勘違いしてしまいましたが実際は、防衛政策について・りゅうちぇるさんは沖縄出身者として意見を述べる、といった内容でした。LGBTQに関する話題でも、家族観に関する話題でもありません。


このような状況に、私はひどく違和感を抱きました。というより、今まで抱いていた違和感が彼を通して集約された、というような感覚が正しいかもしれません。


提起したい問題はたくさんあるのですが…。ただでさえまとまりのない文章がさらに粗末になりそうなので、今回は


  1. 防衛政策に関するトピックであったにも関わらず、なぜここまで話題がすり替わったのか?

  2. 身勝手=男性という偏見


に絞って私の考えをお話したいと思います。



1. 防衛政策に関するトピックであったにも関わらず、なぜここまで話題がすり替わったのか?

すごく誤解される意見かもしれませんが、私は彼が「可愛くなったから」ここまで話題に上り、すり替わりが起きたと感じています。テレビ出演時、りゅうちぇるさんは肩につく長さのヘアスタイルで、リボンタイのブラウス、ツイードのジャケットを羽織ったフェミニンな装いで、可愛らしさを感じるメイクでした。このファッションから、視聴者は「この人は女性になりたいんだ」と勝手に読み取り、「女性になることで父親(男性)としての責任を放棄して、自分は女性として可愛くキラキラして…本当に無責任だ。結局男なんだね」といった文脈が完成してしまったと思っています。


そもそも男性もメイクしていいし、髪も伸ばしていいし、リボンも身につけていはずです。女性らしい格好をしている人全員が女性になりたい訳ではない。その前提がきちんと備わっていれば「LGBTQの代表のように振る舞って」といったワードは出てこないはずです。


仮にりゅうちぇるさんが女性になりたいと思っていたとしても、(ご本人は名言していないので単なる仮説です)今回のテレビ出演は沖縄出身代表として出演されているので、ジェンダーのことを話題にするのはナンセンスです。また、女性らしい格好をしていること=キラキラといった解釈に違和感を覚えるのは一旦置いておくとして、キラキラすることは悪いことなのでしょうか?


彼が可愛く美しくなったから、世間は目に止め、勝手に考察を広げ、本来話題にすべき問題を放棄していると感じます。



2. 身勝手=男性という偏見


今回の件で、「無責任で身勝手な行動をして、“やっぱり男なんだね”」といった言葉をたくさん見かけました。私は女性ですが、このような発言をしている同性がいると、同じ女性として悲しく、恥ずかしい気持ちになります。この発言には「男性は家庭を顧みない」という前提があることで成り立つ言葉です。しかし、この前提は絶対に間違っています。家庭を顧みないことと性別は、完全に切り離して考えるべきことです。女性の社会的立場の弱さばかり取り上げられやすい今の時代ですが、私たち女性も男性に対して思いやりに欠けた言動をしていないでしょうか?尊厳とは、お互いに守り合うことで成り立ちます。


あるタレントのテレビ出演から、私は様々な社会問題について考えさせられましたが、みなさんは何を感じ考えましたか?それともこの記事を読むまで、あなたにとって話題にも上がらなかったトピックでしたでしょうか?どうであれ、何かを考える機会のひとかけらにでもなれば嬉しく思います。


About the Writer

初めまして。柳本と申します。自分の意見を述べることがしたいと思っていて、今回ちょっぴり勇気を出し、前々からチェックしていたこちらのメディアに記事を応募させていただきました!一人でも多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。


Instagram: @dokushokansoubun




編集 Emiru Okada

グラフィック meitooso

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