• Lara Franco

Choose Your Style! (日本語)




私はファッションが大好きだ。お洒落か否かに関わらず、人が楽しそうにショッピングをしている姿を見ると、なぜかこっちまで心が踊る。それにお気に入りの服を着ると、世界を征服できるんじゃないかと思うくらい、自分に自信が持てるのだ。照明や音楽があれば、アナ・ウィンターが居なくても、歩く道全てがランウェイになる。ファッションで四季を感じるのも好きだ。特に少しずつ暖かくなってきた今日この頃、春の訪れを感じるとどうしても素足でハイヒールを履きたくなる。そしてその欲望に従っては、毎回痛い目に合うのだ。きっとこれからも、毎年この時期に素足でハイヒールを履いては、踵流血事件を起こすのだろう。それでもやっぱり、着飾ることはやめられない。


 ファッションをどう楽しむかは人それぞれだ。コスプレのように全く違う人物になりきってみたり、自分の好きなスタイルを構築するのを楽しんだり。私はファッションを一種の自己表現として楽しんでいる。例えば、初めて会う人と出掛ける時には、自分がどんな人間かを知ってもらうために一番自分らしい服を選ぶ。自分に自信が欲しくて勝負したい時には、攻撃的にレオパード柄のワンピースを着たりする(だからもちろん、就活の面接にもリクルートスーツを着ていくつもりはない)。ファッション雑誌やメディアをチェックするのも、また楽しみの一つだ。


 美容室なんかに行くと、自分の年齢と性別を参考に見繕われた雑誌が何冊か用意される。普段自分では手に取らない雑誌を見るのも、新鮮で面白い。けれど多くの日本のファッション雑誌やメディアに度々登場する表現に、いつも私は心の中で「なんだかなぁ」と呟いている。誰でも一度は目にしたことのあるはずだ。それは「男子が選ぶ女子のモテコーデ」「男子が嫌いな女子のファッション」などの表現。このような企画でNGとされるアイテムやスタイルは、着るなと言われているようだし、極端な捉え方だが、上記のような記事を見るとまるで、女性の存在意義は男性に選ばれることだ、と言われているような気がして「なんだかなぁ」という気分になるのだ。とは言うが、実は私がこういった表現に違和感を感じるようになったのはつい最近のこと。これまでなんの疑問も持たずに、モテることは女性にとっての最重要事項だと疑わずに育ってきた。そして今も女学生がそう思って疑わずに育っているとしたら、本当にそれで良いのだろうかと考えてしまう。


 ここで言っておきたいのは、私は決して「モテたい」や「愛されたい」という気持ちを否定しているのではないということ。むしろ、好きな人に可愛いと思ってほしい気持ちは愛らしい以外の何物でもないし、デートの前日にあぁでもないこうでもないと鏡の前でてんやわんやするのは、恋愛映画なら確実に私のお気に入りのシーンだ。


 服を着る目的はなんだっていい。愛している人と産婦人科の先生にしか見せない部分を隠す為、防寒の為、自分を表現する為、日常を彩る為、モテる為。だけど自分が機嫌よく自分の好きな服を着ている時に、「その服は男性ウケが悪い」なんて記事を見ると、頼むからほっといてくれと言いたくなる。ファッションは自由に楽しむものだ。それをファッション雑誌・メディアがモテないからと言って、その自由を規制するのはとても悲しい。


 ダラダラと長くなってしまったけれど、この記事で私が伝えたいのはとてもシンプルなこと。モテなくたって、怖がられたって、ドン引きされたって、自分の好きな服を着よう!



グラフィック Maya Kubota

編集 Emiru Okada

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